活動方針


代表理事 挨拶

21世紀の最初の20年がまもなく一区切りとなり,国際社会でも持続可能な地球社会の在り方を示すSDGsの行動の道のりが具体化してきました。考えてみますと,日本の社会では阪神淡路大震災をきっかけにボランティアがごく普通になったと言われていますが,それでも,NPO法人等の活動に関わっている人はまだ限られています。

理事長として,2018年の春に話題を提供しました。それは,

  1. NPO法人をめぐる社会状況と暮らしのデザイン
  2. 人生100年時代のくらしのデザインと社会イノベーションの課題
  3. 画一化し大量供給モデルに占領された社会サービスを生活者目線で見直し再構築する意義
  4. シニアや社会人の学びなおしについての新しいモデルの構築
  5. 多世代型の発想で市民の健康活動を支援するシステムの開発 等の脈絡での話題でした。

生活環境,人間環境,地球環境を考える市民団体として非営利で活動したいと考え,発足当時はEnvironment,Economy,Ecology,Energy,Education,Entrepreneurship等の頭文字を3つ重ねた立体で調和的な社会像をイメージしたように思いますが,今や環境と経済,社会の3つの側面からの持続可能社会を具体化する道のりをSDGsが示しています。個人的には公害や環境破壊の経験を踏まえて,人の健やかさ,まちの健やかさとともに地球の健やかさを捉えることが「確かな道のり」を歩むメインストリームだと思います。

微力ですが,語り合い,自分の行動と社会の動きをシェアできるような場を当法人の事業が提供できることを目指して尽力します。ご協力をお願いいたします。

特定非営利法人 イ・キューブ理事長 盛岡 通

2018年吉日